「親譲りの無鉄砲で、子供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて・・・」
言わずと知れた、夏目漱石の「坊っちゃん」
坊っちゃんの人物像はきわめて分かりやすい。
清がいうように「真っ直ぐでよいご気性」と褒めることもできるし、単なる意地っ張りということもできる。
「親譲り・・・」とあるように、基本的な気性は一生涯変わらない、という気がしないでもない。
何でもかんでも意地を張り通せばいい、ということではないと思うが、やはり、曲げられないものはある。
その結果、割を食ったり窮地に追い込まれたりすることもあるだろう。
でも、それはそれで仕方ない。
自分で承知してそうしているんだろうから。それが自分であるということなのだろうから。
必ずしも、我を通すことが、合わせ行動よりもマシな結果を生むとは限らない。
やはり、「正しい(と思われる)こと」を自分で責任をもって判断することが重要だ。
人も企業も、それが尊厳であり、品格であると思う。
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