2011年11月21日月曜日

やっつけ仕事

広辞苑によると「急場の用に間に合わせるため急いでする、その場限りの仕事。いい加減な仕事。粗雑な仕事」ということらしい。


現実の仕事の場面では「急場の用に間に合わせるため急いで」せざるをえない仕事は多い。たいていの場合、少なく見積もっても、仕事のうちの半分以上は急場の用に間に合わせるため急いでする」ことを要求される、といってよさそうだ。


問題は後半部分で、急場の用に間に合わせるため急いでする」仕事であっても、要求品質を満たさなければ仕事をやったことにはならない、「やっつけた」ことにはならない。
この一点が重要だと思う。


ビジネスパーソンたる者、そこに倫理とプライドをもつべきだ、と思う。


やっつけ仕事の反対は、職人仕事だろうか!?
それで思い出した。
昔、コンサルティング先の某TV局の役員さんに伺った話。


「その気になれば番組の制作には、いくらでもコストをかけられるんですよ。ここで鶯がホーホケキョと鳴けば、ずっといい画になる、と思えば、そのために3日待つこともできる。でも、それをやられてもねぇ・・」


まぁ、今ではそんなことが許してもらえる場面は少ないだろうけど。

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