サイエンティアコンサルティングの主力商品である人材情報システム「SmartCompanyスマートカンパニー」の売り上げを伸ばしていくためには、当然、競合他社との競争に勝たなくてはならないわけで、それはそれで簡単なことではないのだが、それとは別のところにも大きな関門がある、とつくづく感じる。
それは、人材情報システム投資の社内優先順位だ。人材マネジメントそのものは経営の最重要課題のひとつであることに疑いないが、IT投資については、多くの場合、人材情報システムが最優先、ということにはなりづらい。また、人事系の投資という観点では、人材情報システムは、ある面、採用や教育研修とも競合関係になりうる。
基本的には、人材情報システムでできることを増やしていく、という考え方になるのだが、システムだけで人材マネジメントを高度化できるわけではない、ということも当然の議論であり、この社内優先順位の問題は、人材情報システムベンダーの立場からは直接的な対策をとりづらいという意味で、競合他社との問題よりもはるかに厄介だ。
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