「私の警告は2度まで。3度目はない。」
ある人の口癖だった。今でも時々思い出す。
私が君に親切に忠告するのは2回目までで、3回同じことをやったら見捨てるぞ、という意味だ。正確には、ひとつの事柄について2回まで、ということで、僕はその人に何度かそう言われた。
たいてい、その科白のあとにはこう付け加えられた。
「これが2度目の警告だからね。」
頭のいい人だったが、かなり短気でストレートな人だったので、多分、本気だったのだろうと思う。脅しめいているが、ある面、分かりやすくていいともいえる。
僕も仕事の世界では「警告は2度まで」と言いたい。
子供じゃないんだから。
と、言いたいところだけれど、3度目で諦めて放置する、というわけにはいかないのが現実。2回警告したくらいで直ればいいのだが、そうでないから難しい。
ここから先が腕の見せどころ、ということなんだろう。
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