2011年9月1日木曜日

戦略マップ

わが社、サイエンティアコンサルティングは、人材マネジメントシステム「SmartCompanyスマートカンパニー」と社内SNS「SmartScrumスマートスクラム」のふたつのITソリューションを提供している。
今日は、そのシステム開発部門用の戦略マップを描いた。

「戦略マップ」というのはバランススコアカード(BSC)の手法のひとつで、経営戦略・事業戦略を従業員全員に分かりやすく伝達できる可視化ツールだ。戦略策定における頭の整理にも役立つ。
財務の視点→顧客の視点→業務プロセスの視点→組織と学習の視点、という流れでは「How to どうやるのか」という観点で整合性あるシナリオが描けていなければならない。
組織と学習の視点から財務の視点に向けての逆方向では「Why to なぜやるのか」という観点で整合性あるシナリオになっていなくてはならない。

コンサルタントとしての僕の専門分野はふたつあって、ひとつは人材マネジメント関連、もうひとつが戦略実行管理関連だ。その戦略実行管理の中核がバランススコアカードや目標管理で、コンサルタント時代に数多くの戦略マップや目標シートなどを見てきた。

正直なところ、それをきちんと実行できれば本当に成功するのか?と問われると。それは分からない。それが担保できるくらいなら何も苦労はない。いくら計画を詰めてみても、やってみなければ分からない、というという要素は多く残る。ゆえに、プロセス型の戦略対応が重要になるわけだ。
それはそれとして、戦略策定段階でこれではダメだ、というものはかなり正確に分かるように思う。
たとえば、戦略マップを描かせてみて、上から下へ、下から上へ、きちんとストーリーが繋がっていないようでは成功は覚束ない。

と、十分承知しているだけに、今回の戦略マップは僕なりに練り込んだ。
現物は、実際にわれわれの製品開発の戦略推進に使うものなので、悪しからず、非公開とさせていただくが。

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