昨日、経営会議のやり方、改善の仕方について相談を受けた。
会議にはコツがある。上手、下手の差が出やすい。
当然ながら、ただ集まって話をすればよい、というものではない。
とくに経営会議の効果・効率は、そのまま経営の効果・効率を大きく左右する。
会議のコツには、大別して3つの分野がある。
(1)会議内容の企画、(2)会議のファシリテーション、(3)会議内容のカスケードの3つだ。どのような内容の会議にするのか、実際の会議をどのように仕切るのか、そして、その会議の決定事項等をどのように組織に浸透させるのか、これら3つが揃って、はじめて「いい会議」になる。
このうち、会議内容の企画のポイントを紹介しよう。
それは会議の「時間割」だ。
まず、その会議で扱う議題を具体的に列挙する。
「来期事業計画について」ではダメで、「〇〇事業部の来期組織体制について」とか「△△製品開発投資について」というレベルにする。
つぎに、それぞれの議題について、「報告(情報共有)」すればよいのか、「審議」なのか、それともこの会議で「決裁」が必要なのかを明確にする。
そして、それらの議題を「どの順序で」「どれくらいの時間をかけて」処理するのかを、会議の「時間割」として具体化する。
こうして作成した経営会議の「時間割」は、そのまま、経営としての検討優先順位を示している。
どこの会社の経営企画部も、この経営会議の議題づくり、時間割づくりには相応のパワーを割いていることと思うが、これはある面、経営企画そのものといってもよい重要業務だ。
もちろん、この他にも、メンバー選定など、考えなければならないことも多いし、ファシリテーション、カスケードもしっかり行わなければならない。
そこまで含めると、経営会議の企画運営は、経営そのものといえるほどの重みがある。
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