2011年4月19日火曜日

気になる、というか、気に障る

朝の通勤電車は過密ダイヤで、ほぼ毎日のように同じ場所で徐行運転になる。
今日もいつもの場所で、いつもの車内アナウンス。

「前の電車と間隔が詰まっておりますので、徐行運転いたします。あらかじめ、ご承知おきください。」
毎朝聞かされるこのアナウンス、2つの面で違和感がある。

そもそも「ご承知おきください」というのは「あらかじめ承知しておいてください」という意味のはず。
事後的に承知おく、などということはない。
「承知おく」の前に、わざわざ「あらかじめ」という副詞をつけないでほしい。

また、「ご承知おきください」という言葉は一見丁寧そうだが、謙譲語の「承知」に「ご」をつけたとしても、乗客に謙譲を強いる表現ではないだろうか。
単に、知っておいてください、を丁寧に言っただけ、と聞き流せばいいのかもしれないが。
ここは「ご承知おきください」ではなく、「ご了承ください」が適切だと思う。

細かいことだが、僕はどうも日本語が気になる質らしい。
とくに混んだ電車の中、イライラ感の募る中で聞かされると、気になる、というより、気に障る。
うるさいオヤジ!? 
いいえ。それをいうなら、僕は中学生の頃からそうだった。

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