2011年1月22日土曜日

対面コミュニケーションが望ましいことは否定しませんが

昨年11月からの2ヶ月半で70社ほど往訪し、この時代、現場の生情報をアクションプランの更新に素早く繋げていくことがいかに重要か、そして、そのコミュニケーションツールである「スマートスクラム」がどのようなものかを紹介して回っていた。会社がスタートしてから、僕は時間の大半をこの活動に費やしている。もちろん、その活動はまだ始まったばかりで、これからもしばらくは、これが僕の活動の中心だろう。
そしてその結果はというと、関心の程度に濃淡はあるけれど、9割方のお客様には興味を示していただいている。打率10割ということはありえないし、その必要もないので、とりあえずは悪くない感触だ。

その活動の過程でいくつかのことが分かってきた。スマートスクラムに強い関心を示していただいているお客様にはいくつかの共通項がある。また逆に、関心を示さないお客様にも共通項があるように思う。
ITコミュニケーションツール活用に強い関心をもつ企業は、たいてい、すでに組織として相応のコンピュータリテラシーとインフラをもっているように思う。また、業種業態はさまざまだが、あらたしい分野や市場に向き合うことを強く意識している会社であるように思う。

一方で、ITコミュニケーションツール活用の関心が低い企業はというと、たいてい二つのことをおっしゃる。
「うちの会社はそういうツールに抵抗がある人が多いから・・」
「やはりコミュニケーションは対面じゃないと・・」

今の時代は業種業態、規模を問わず、企業としてコンピュータリテラシーが低いというのは問題だが、通勤電車で中高齢者も当たり前のようにiPhoneやAndroidをいじっているし、ビジネスパーソンで自宅にPCをもっていない人は一体どれくらいいるのだろうか?
インフラはさておき、リテラシーについては個人に依存する部分も大きい。本当にあなたの「会社」はリテラシーが低いのだろうか?もしかすると、リテラシーが低いのは会社ではなく「あなた」であるということはないだろうか?
また、対面コミュニケーションが重要であることは分かりきっている。ただ、人数であったり、時間であったり、場所であったりという物理的制約のなかで、対面コミュニケーションをどう補完するかという問題なのだ。「あなた」のリテラシーレベルが、あなたの会社のコミュニケーション機会を阻害していなければいいのだけれど。

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